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切羽詰まったら夜逃げしたくなる

借金の返済に行き詰り、思い詰めてしまうと、夜逃げした方が楽になれるんじゃないかと魔が差すことがあります。

 

逃げ切ることができたら、借金から解放される。返済に悩まなくてイイ。そんな考えが脳裏をよぎります。

 

実際に、私自身も逃げ出したい思いに駆られました。

 

でも、逃げたら終わり。

 

その後の生活は人目を忍び、大好きな人たちと会うこともできないし、親戚などお世話になった方々に迷惑かけてしまうだけでなく人間関係が壊れます。

 

夜逃げしたら、誰も幸せになれません。

 

 

どんな方法で夜逃げする?

 

夜逃げといっても、必ずしも夜中に逃げるとは限りません。

 

身の回りの物をトランクに詰めて、旅行に行くふりをしてそのまま逃亡することもあるでしょう。

 

一人ならそれもできるでしょうが、家族がいると誰にも知られず、夜逃げするのはかなり難しいかもしれません。

 

家族一緒に逃げるなら、車に乗せられるだけの荷物を積んで、逃げるのが一番でしょうか。

 

「夜逃げ屋」という夜逃げを手伝う引っ越し業者がいるとも言われていますが、普通に生活してたら、そんな業者の存在なんて知らないですよね。

 

とにかく、どこへ逃げたのか突き止められないように、どんなに親しい人でも、信頼している人にも、誰にも行き先を一切告げずに消えないといけないんです。

 

住民票を移動すると、すぐに転居先がバレるので、住民票はそのまま遠く離れた知らない土地に逃げなきゃいけないんです。

 

そんなことって、辛すぎますよね。

 

仮に、夜逃げに成功したとしても、その後の生活がどんなに悲惨か想像つきます?

 

自己破産したら、その後の生活が悲惨! なんていう人いますけど、比較にならないくらい夜逃げの方が悲惨です。

 

夜逃げ後に住む場所がない

 

夜逃げしたあと、どこに住みます?今どき、保証人なしで貸してくれる借家なんてありません。

 

どこかの空き家に忍び込んで暮らしますか?

 

住み込みで働けるところなんて、ドラマじゃあるまいし、そうそう簡単に見つかるものではありません。

 

でも、自己破産した人に貸してくれる借家はありますよ。実際に、私と私の家族は、自己破産したことを承知の上で貸してくれた借家に住んでいます。

 

子供の学校や職場の関係で、遠くへ行けなかったので、元の自宅と同じ市内に引っ越したのです。

 

夜逃げしたら、そんなことはできません。最悪、ホームレスになってしまいます。

 

夜逃げすると家族バラバラ

 

夜逃げするときは、債権者に見つからないように、できるだけ遠くへ逃げますよね。

 

もし、学齢期の子供がいたらどうします?住民票がない土地の学校へ転校できませんよね。

 

子供を学校に行かせないか、子供は親戚にでも預けるかしかないじゃないですか。

 

家族で夜逃げした知人がいましたけど、数ヶ月後に、奥さんが子供を連れて実家へ戻ってきました。

 

旦那さんだけが逃げてしまい、あとに残った奥さんが後始末をして、子供とアパートに引っ越し、ひっそりと生活している友人もいます。

 

旦那さんが夜逃げして3年くらい経ったとき会ったのですが、彼女は心の底から笑える笑顔をなくしていました。

 

夜逃げするとまともな仕事に就けない

 

夜逃げ後に、一番困るのはお金がないことですよね。

 

ある程度の現金を持って逃げていたとしても、いつか底を突いてしまうので、仕事をして収入を得ないと生活できなくなります。

 

夜逃げするときは、住民票を移動できないので、住んでいる市町村には住民票がありません。

 

正社員を雇うときには、住民票の提出を求められることが殆どです。住民票がない者を雇ってくれるのは、水商売か日雇いくらいでしょうか。

 

事情を知った上で雇ってくれる知り合いでもいればですが、住民票がない人が正社員で就職するのは難しいです。

 

もし、知り合いが雇ってくれたとしても、そういうところは債権者にバレる可能性が高いですよね。

 

就職できなくても、インターネットを使って仕事することはできますけど、預金口座が必要だったり、住所確認が必要な場合もあるので、夜逃げすると難しいですね。

 

結局、夜逃げすると、まともな仕事に就くことが難しくなります。

 

夜逃げしても借金は時効にならず増えていく!

 

借金の時効が成立するまで夜逃げすれば、借金がなくなると思うかもしれませんが、実際にはそんなに甘くないです。

 

債権者は裁判を起こすなどの手段で、時効を中断してきます。

 

居所が分からなくても裁判は起こせますし、債権者の言い分どおりに判決されます。

 

裁判を起こされたら時効がリセットされ、時効成立期間は10年間になります。10年ごとに裁判を起こされたら、永久に時効は成立しないのです。

 

さらに、利息と遅延損害金が加算されていくので、借金が増えていきます。

 

夜逃げすると病院にも行けない

 

夜逃げしたら健康保険証を持てなくなります。

 

住民票がない日雇いでは、職場で健康保険に加入してもらえないですし、国民健康保険は住民票がある市町村でしか発行してもらえません。

 

住民票を置いたままの元の市町村で発行される国民健康保険は、転送不要郵便なので夜逃げ先の住所には届かないのです。

 

健康保険証がないと実費になるので、命に関わるような病気になったとき、お金がないから病院に行けないという事態になります。。

 

夜逃げすると公的制度が利用できなくなる

 

夜逃げすると、市町村で受けられる児童手当や介護保険、生活保護などの公的制度が利用できなくなります。

 

住民票を置いている元の市町村でなら受けられますが、下手に手続きすると債権者に見つかってしまうかもしれないので、できないですよね。

 

夜逃げして良いことなんて、何一つないですね。

 

借金で夜逃げするくらいなら自己破産した方がいい!

 

自己破産をお勧めするわけではないですが、借金で夜逃げするくらいなら自己破産した方が良いです。

 

連帯保証人などに迷惑をかけることには変わりはないですが、夜逃げしてかける迷惑とは性質が違うと思います。

 

借金は合法的に清算できて、住むところの確保や仕事、子供の学校、社会保障なども問題なく、その後の生活が安定します。

 

夜逃げ後の生活まとめ

 

借金の返済に行き詰ると、逃げたい心理になることがあります。

 

でも、夜逃げして良いことなんてひとつもありません。

 

  • 夜逃げ後に住む場所がない
  • 夜逃げすると家族バラバラ
  • 夜逃げするとまともな仕事に就けない
  • 夜逃げしても借金は時効にならず増えていく
  • 夜逃げすると病院にも行けない
  • 夜逃げすると公的制度が利用できなくなる

 

夜逃げ後の生活がこんなことになると、精神的にも参ってしまい、心から笑えなくなります。

 

夜逃げするくらいなら、自己破産した方が断然イイですよ。その後の経済生活を立て直して再スタートできます。

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