MENU

信用情報の回復を早めることはできる?

債務整理でキズがついた信用情報の回復には一定期間かかります。

 

信用情報の回復を早める方法ってないのか?

 

残念だけど、一定期間が過ぎるまでムリね!でも、注意しないと逆に遅らせてしまうこともあるわよ。

 

将来的に住宅ローンや車の買い替えなどで借入予定があったり、クレジットカードが必要だったりすると、債務整理すべきか迷うこともありますよね。

 

でも、債務整理が必要な状況になっていたら、すでにブラックリストになっている可能性が高いです。

 

ズルズルと先延ばしにするより、借金問題を解決して信用情報の回復を待つ方が得策な場合も多いのです。

 

そこで今回は、債務整理でキズがついた信用情報が回復する期間や、注意すべきことなどを分かりやすくまとめました。ご参考ください。

 

 

信用情報にキズがつく金融事故

 

信用情報を回復しなければならないように、ブラックリストになってしまう金融事故を起こさないに越したことはありませんよね。

 

まず、どんなことが金融事故になってしまうのか、知っておきましょう。

 

金融事故になる行為

  • 延滞
  •  

    約束の期日に支払えず遅れが61日以上になると、異動と記録される金融事故になります。

     

    数日遅れたくらいですぐに異動と記録されるわけではないですが、遅れて支払ったことは記録されます。

     

    何度も支払い遅れがあると、貸す側からすると貸したくない人ですよね。残高不足で、うっかり支払い遅れをしないように気をつけることです。

     

  • 代位弁済
  •  

    代位弁済とは、保証会社が代わりに返済することです。

     

    代位弁済される前には、支払いの督促をされているはずです。それを無視して返済しないと、金融会社は代位弁済を行います。

     

    代わって返済されたからといって、借金が無くなったわけではないので、保証会社から返済請求されることになります。

     

  • 債務整理
  •  

    任意整理、特定調停、個人再生、自己破産などで、借金の減額や返済免除にする手段が債務整理です。

     

    債務整理をするまでになっていると、延滞や代位弁済もってこともありますね。

 

約束どおりの返済額を返済期日に遅れることなく支払っていれば、信用情報を気にする必要はないってことです。

 

でも、借金した時点では、ちゃんと返済できるはずだったのに、病気や失業、減給などで支払できなくなることもありますよね。

 

ブラックリストはどこにある?

 

信用情報にキズがつくとブラックリストに掲載されると言われていますが、「ブラックリスト」というものは実際にはありません。

 

クレジットカードやカードローン、住宅ローンなど、借金に関する個人情報を登録している信用情報機関があります。

 

金融機関は顧客の借金の取引状況を信用情報機関に記録することになっていて、金融事故を起こすと「異動」と記録されます。

 

信用情報機関に事故記録されたことが、ブラックリストに掲載されたということです。

 

信用情報機関は3つある

 

金融機関が登録している「信用情報機関」は、系列別で3つあります。

 

3つの信用情報機関

  • JICC
  •  

    JICCには、消費者金融や信販会社、ネット銀行が主に登録しています。

     

  • CIC
  •  

    CICは、クレジットカード会社や信販会社が主に登録している信用情報機関です。

     

  • KSC(JBA)
  •  

    銀行や信用金庫が登録している「全国銀行個人信用情報センター」は、アルファベットで「KSC」または、「JBA」と言われています。

     

    別々の機関ではなく、JBAがKSCの上部組織というだけのことで、信用情報が記録されているのは同じところです。

 

JICCとCICの両方に登録しているところも多いですし、3つの機関で共有している情報もあります。

 

銀行の傘下に入っていたり提携していたりする消費者金融もあるので、どこかで金融事故を起こせば、金融業者にはバレていると思った方が良いですね。

 

債務整理によるブラック期間

 

債務整理をすると確実にブラックリストになりますが、債務整理の手段や信用情報機関によって、記録保存される期間が違います。

 

信用情報機関 任意整理 個人再生 自己破産
JICC 5年 5年 5年
CIC 5年
KSC(JBA) 10年 10年

 

CICやKSCでは、記録されない債務整理もありますが、記録されていないからバレていないとは限りません。

 

複数の信用情報機関に登録していたり、3つの機関で情報共有しているからです。

 

ただ、KSCは銀行系しか登録していないので、消費者金融などにはバレていないことも多いです。

 

後述しますが、どんな状況で債務整理したかによって、ブラック期間が長くなることがあります。

 

信用情報の回復は待つしかない

 

信用情報機関に金融事故が記録されると、上記の期間が経過するまで削除されることはありません。

 

信用情報の回復は待つしかないってことです。

 

債務整理をする場合には、信用情報が回復するまでに、5年~10年はかかることを承知しておくことですね。

 

この期間は、経済生活の立て直し期間でもあるのです。

 

信用情報は開示請求で確認できる

 

ブラックリストかどうかは、信用情報機関へ開示請求することで確認できます。

 

開示請求を代行してくれるところもありますが、自分ですると費用は僅かでできます。

 

各機関のホームページで開示方法を公開しているので、必要なら開示請求してみると良いです。

 

 

事故記録をするのは各金融業者なので、ブラック期間が経過したのに削除されていない場合もあります。

 

そんな場合は、金融業者に連絡して削除依頼すると良いです。

 

ただ、自分の計算上で解除されていると思っていただけで、信用情報の回復を遅らせてしまっている場合もあります。

 

信用情報の回復を遅らせてしまう行為とは?

 

例えば、任意整理で和解成立後5年経っても、ブラックリストから消えていない場合があります。

 

金融会社が削除してない場合もありますが、他に原因があることも考えられます。

 

それは、金融事故として記録される「延滞」があるときです。

 

債務整理前に、延滞がある場合は完済後から1年~5年経過しないと信用情報が回復しないのです。

 

延滞の記録が保存される期間
信用情報機関によって、延滞の事故記録が保存される期間は以下のようになっています。

  • JICC:完済後1年
  • CIC:完済後5年
  • KSC:完済後5年

 

任意整理や個人再生では、3年~5年の分割支払いで月々の返済額を調整します。

 

5年もの長期分割に応じない業者も多いので、3年までの分割支払が多いですが、5年分割支払いにしてもらえることもあります。

 

延滞がある場合、各信用情報機関で信用情報が回復する期間の目安は下記のようになります。

 

任意整理前に延滞していた場合

  • JICC
  • 分割支払い5年+延滞で1年=6年

     

    3年分割支払いの場合は、延滞で1年追加されても4年なので、任意整理の事故記録が削除される5年で、信用情報が回復します。

     

  • CIC
  • 分割支払い3年+延滞で5年=8年
    分割支払い5年+延滞で5年=10年

     

  • KSC
  • 分割支払い3年+延滞で5年=8年
    分割支払い5年+延滞で5年=10年

 

債務整理後の信用情報を早く回復したいなら、延滞する前に債務整理することです。

 

もし、延滞しているなら、3年分割支払いできるうちに債務整理すると良いです。

 

返済がきつくなり、将来的に継続するような状態になったら、先延ばしにせずに早めに債務整理を考えた方が良いってことです。

 

信用情報が永久に回復しない社内ブラック

 

金融業者は、信用情報機関に記録するだけでなく、自社でも自己記録を保存しています。社内ブラックと言われています。

 

自社での記録は、永久に削除されないので消えることはありません。

 

債務整理や延滞など、金融事故を起こした金融業者では、一生新たな借金をすることはできないってことです。

 

信用情報の回復についてまとめ

 

債務整理をすると、金融業者に信用情報機関に金融事故として記録され、5年~10年は保存されます。

 

信用情報機関ごとに定めた期間が経過するまで削除することはできないので、信用情報の回復はひたすら待つしか方法がないのです。

 

また、債務整理前に延滞していると、信用情報の回復が遅れてしまいます。

 

なので、債務整理をするなら、延滞の事故記録が登録されるまでにした方が良いです。

 

月々の返済がきつくなってきたら、早めに債務整理を検討した方が、生活も楽になりますし、信用情報の回復も最短で済みますね。

 

最短でも5年と長いですが、経済生活を立て直す期間でもあるので、借金しない生活に移行することですね。

 

借金不要になれば、信用情報の回復を気にする必要はないですから。

関連ページ

債務整理の相談をする前に知っておくべきことは何?
債務整理は法律の知識がない一般人では判断できないため弁護士などの専門家に依頼するのが一般的です。無料相談も多くなっているので、できるだけ有効活用できるように相談する前に知っておきたいことや準備することなどについて分かりやすくお伝えします。
債務整理は弁護士に依頼する方が良いの?費用や選び方のコツは?
債務整理を弁護士に依頼するとしたら、どんな弁護士を選べば良いのか、費用はどれくらいかかるのか迷いますよね。そこで、弁護士に依頼した方が良いのかどうか、費用や選び方のポイントなどについて分かりやすくまとめています。ご参考ください。
債務整理のデメリットを最小限にするにはどうすればいい?
債務整理にはデメリットが必ずあります。貸主に損をさせるのでペナルティは避けられないです。でも、リスクは最小限にしたいところ。あなたのリスクを少なくすることで貸主の損も少なくできます。今回はそんな債務整理のデメリットについてお話しします。
債務整理によるブラックリストは何年で消える?
債務整理をするとブラックリスト扱いで借入ブラックになると聞くと、いったい何年で消えるのか気になるところ。数年で消えるものと一生消えないものがあるので、債務整理をする際に注意したいですね。そんな債務整理によるブラックリストについてまとめました。
債務整理の費用が払えない?今お金がなくても支払える方法とは!
債務整理の費用が高くて払えないと諦めている方も多いですよね。お金がないから借金の支払いができなくなっているので、費用を捻出する余裕なんかないのが当然です。でも、払える方法があります。今回は、債務整理の費用を工面する方法を明かします。
仮想通貨で借金返済なんて無謀な賭けすると債務整理も不可能に!
仮想通貨で一発逆転で借金返済しようと購入資金のために新たな借金!それって本当に大丈夫ですか?仮想通貨が大暴落して返済どころか借金が増えただけなんてことにも!取り戻そうと深みにハマると債務整理することさえできなくなります。なぜかというと・・・。
任意整理にかかる期間はどれくらい?長期化するときの理由は?
任意整理は債務整理の中では比較的に短期間でできますが、状況によっては長期間になることもあります。その間に弁護士や司法書士から何も連絡がないと不安になりますよね。そんなとき、知っておくと安心な任意整理の期間や流れを分かりやすくまとめています。
個人再生すると車は手放すことになるの?残せるのはどんなとき?
個人再生しても車を残したい人は多いですよね。仕事や生活環境によっては車がないと困る場合もあります。個人再生で車が残せるか残せないかは、どんな状況で車を所有しているかによります。今回は個人再生するときの車の扱いについて分かりやすくまとめました。
自己破産の期間はどれくらい?手続き中にやってはいけないことは?
自己破産にかかる期間は、それぞれの状況によって異なってきます。長期間かかっても免責確定すれば借金から解放されますが、待っている期間は不安になることもありますよね。そこで今回は、自己破産にかかる期間の目安や手続き期間中の注意点をまとめています。
債務整理の期間はどれくらい?長引くとデメリットがあるの?
債務整理にかかる期間は、ひとり一人の状況で違いますが、どんなに早くても3ヶ月はかかるのが一般的で、場合によっては1年以上かかることもあります。もし、手続き終了までの期間が長引いた場合にデメリットになることがあるのか取り上げてまとめました。
債務整理をするとクレジット カードが使えないわけじゃない!?
債務整理をするとクレジットカードは使えなくなるというのが一般的です。ですが、必ずというわけでもなく、稀に使えることもあります。今回は、そんな債務整理とクレジットカードの関係についてお伝えします。
クレジットカードの家族カードは債務整理しても使える?利用時の注意点は?
債務整理をすると一定期間はクレジットカードが使えなくなりますが、そんな場合に家族カードを使うという手もあります。しかし、利用には注意も必要!今回は債務整理するとクレジットカードの家族カードはどうなるのか、注意点も含めてまとめています。
債務整理しても住宅ローンを払い続けて家を守るタイミングは?
債務整理をすると家を失うことになるのでは?という心配がありますよね。手段によっては家を手放すことになりますが、住宅ローンを払い続けて家を守れる方法もあります。そんな債務整理と住宅ローンの関係やタイミングについて分かりやすくまとめています。
債務整理2回目の難易度と何度もしないための注意点!
債務整理は2回目以降も何度でもできるけれど、回数が多くなるほど難易度が高くなります。また、過去にどの方法で債務整理したかでも違ってきます。2回目の債務整理の状況や何度も借金整理をしないための注意点について手段別に分かりやすくまとめました。
債務整理しても借入できる?可能な場合に注意することは何?
債務整理をすると借入ができなくなるのが普通です。ですが、債務整理中や債務整理後に借金が必要になることもありますよね。しかし、安易に借金してしまうのは危険な場合もあるので注意が必要!今回は債務整理中や債務整理後の借入での注意点をまとめています。
借金で離婚するときは負債を被るリスクに注意が必要!
旦那か妻のどちらかに借金があり、それが原因で離婚するときは借金はどうなるのか、そもそも借金を理由に離婚できるのか、どうしても被ってしまう負債はどんなものなのか、子供がいる場合に注意すべきことは何なのかなど、借金と離婚についてまとめています。
借金を時効で帳消しにするのは難しい!失敗すると悪化することも!
借金にも時効があり手続きをすることで借金を帳消しにできます。ですが、かなりハードルが高く難しい!さらに失敗すると事態が悪化することもあり得ます。そんな借金の時効について知らずに実行してしまうと後悔することなどをまとめています。
会社の破産を決断するタイミングと代表者がやるべきこと!
会社が経営難になると破産の決断も必要になってきます。会社を破産させると多くの人に迷惑をかけてしまいますし、その後の生活不安もあります。そこで、今回は会社の破産するかどうかの見切りどきや、代表者がやるべきことを体験を基にまとめています。
借金の裁判で届くのは特別送達郵便!その見分け方と対処法は?
借金が返済できず滞納していると裁判を起こされることがあり、裁判所から特別送達郵便が届きます。詐欺かもと無視すると一括返済請求が確定するので注意が必要です。借金の裁判で届く郵便物や裁判を起こされたときの対処法などについてまとめています。
借金返済の相談はいつ誰にすればいい?無料相談でも解決できる?
借金が返済できなくなったなんて誰かれなく相談できるものではないですよね。最近では弁護士なども無料相談を実施するようになっていますし、もっと身近な所でも相談できます。今回は借金返済を相談するタイミングやどんなことが解決できるかまとめています。
連帯保証人と保証人の違い!債務整理するとどんな影響がある?
保証人には、連帯保証人と普通の保証人があり責任の重さに違いがあります。保証人がついている借金を債務整理するとどんな影響があるのか知って事前に対応しておくことも大事です。そこで今回は、借金の連帯保証人と保証人の違いについてまとめています。
旦那が借金を隠してたことが発覚したとき妻が冷静にやるべきこと!
旦那が借金を隠してたことが発覚したら、金銭的に苦労することもだけど、なにより旦那の嘘が許せないし信用できない!もう離婚しかないと怒りに任せて結論をだすと後悔することになるかも。今回は、旦那の借金が発覚したとき冷静にやるべきことをお伝えします。
彼氏に借金があっても結婚して幸せになれる?別れる方がいい?
彼氏に借金があることが分かったら、幸せな結婚生活がおくれるのか心配になりますよね。彼氏の借金理由によっては別れる方が良い場合も!また、絶対やってはいけないこともありますよ。今回は、彼氏の借金が発覚したとき、冷静に考えることなどお伝えします。
親の借金は子供が相続する!親の離婚で絶縁しているときは注意が必要!
親が借金を残して死亡すると子供が相続します。親に借金があることを知っていれば対処方法がありますが、親の離婚などで絶縁しているときは、手遅れになることもあるのです。そこで、親に借金癖があるとき、子供の将来のためにしておくべきことをお伝えします。
fxで失敗すると借金してしまうのはなぜ?返せなくなったらどうする?
fxは借金してまでするものではないと分かって始めたはずなのに、返せないほどの借金をしてしまう人もいるのが現実。なぜfxで借金してしまうのか、返せなくなってしまったときにはどうすれば良いのかなどについて、まとめています。
ギャンブルが原因の借金は返済できなくなっても自己破産できない?
ギャンブルにのめり込み、多額の借金が返済できなくなると、自己破産しか方法がなくなります。しかし、ギャンブル原因の借金は自己破産できないと言われています。今回は、そんなギャンブルによる借金問題と自己破産の関係について取り上げてまとめています。
借金の取り立てを無視するとどうなる?最悪の事態を避けるには!
借金の取り立てを無視し続けると、給料や財産を差し押さえられることもあります。そんな最悪の事態にならないために対処できれば良いですが、払えないからと放置して取り立てが厳しくなってしまった場合の対処方法などを取り上げてまとめています。
夜逃げ後の生活は悲惨!逃げ回る生活より自己破産の方が断然イイ!
借金の返済に行き詰り、思い詰めてしまうと夜逃げした方が楽になれるんじゃないかと魔が差すことがあります。でも、夜逃げ後の生活は悲惨です。夜逃げするとどんな問題が起こるのか知れば、夜逃げしたいなんて思わなくなります。自己破産の方がマシですよ。