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債務整理すると住宅ローンはどうなる?

債務整理をするとき、住宅ローンがどうなるのか、家を手放すことになるのか心配になりますよね。

 

せっかく建てたマイホーム、手放したくないよな!

 

そうだね。
債務整理の方法によっては、手放すことになるけど、家を守れるやり方もあるわよ。

 

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産、特定調停の4通りの方法があります。

 

自己破産を選択した場合には、家を残すことはできませんが、他の方法なら住宅ローンを残して家を守ることが可能なんです。

 

ただし、できるかできないかは借金の状況によります。住宅ローンを残して債務整理する方法やタイミングについて見ていきましょう。

 

 

住宅ローンを残して債務整理する方法

 

自己破産以外の債務整理なら、住宅ローンを残して支払い続けることで家を守ることができます。

 

住宅ローンは数千万円と高額な借金なので、支払い続けるだけの安定収入が将来も継続してあることが条件になります。

 

任意整理で整理する対象から外す

 

任意整理は銀行や消費者金融などの金融機関と直接交渉して、利息カットや長期分割支払いで、月々の返済額を減らす債務整理の方法です。

 

そして、任意整理では、整理する借金を選ぶことができるので、住宅ローンを対象から外せば、今までどおり支払うことで家を守れます。

 

住宅ローンと任意整理した後の借金を払わないといけないってことか。

 

そうだね。
和解後の返済と重なる期間は、毎月の支払額が多くなるわよ。

 

任意整理後の和解で返済することになった借金は、完済まで遅延なく支払わないといけないので、無理な返済計画で任意整理すると、失敗に終わります。

 

住宅ローンを残して任意整理する場合は、支払いできるだけの収入があることが絶対条件ですね。

 

特定調停も同様で、整理する借金を選択できますが、任意整理より減額幅が小さいので、住宅ローンを残して家を守るためには、さらに安定収入が必須です。

 

住宅ローン特則付き個人再生をする

 

任意整理の減額では、住宅ローンを残しても支払いできないこともありますよね。

 

そんな場合には、個人再生という方法があります。個人再生なら、借金を5分の1程度まで減らすことができるのです。

 

個人再生は基本的に整理する借金を選ぶことができませんが、住宅ローンに限って対象から外すことができます。

 

ただし、住宅ローンの特則付きで個人再生する場合には、条件があります。

 

  • 住宅ローン以外の借金総額が5,000万円以下
  • 住宅ローンが他の借金の担保になっていないこと

 

個人再生の認可後に、完済するまで遅延なく支払えるだけの安定収入があることも必須条件です。

 

実際には、人によって状況が違うので、弁護士に相談してみると良いです。

 

場合によっては、個人再生の支払いが完了するまでの期間、住宅ローンをリスケジュールしてもらい月々の返済額を調整するなども必要になります。

 

住宅ローンを残して債務整理するタイミング

 

住宅ローンを残して債務整理するには、任意整理か個人再生を選択することになります。

 

タイミングを逃してしまうと、家を守ることが難しくなってくるので、どんなタイミングで踏み切るべきか、およその目安を知っておくと良いでしょう。

 

任意整理のタイミング

 

任意整理では、将来の利息や未払い利息、遅延損害金をカットしてもらえる可能性が高いです。

 

和解後の返済は、3年~5年の分割支払いにしてもらえますが、長すぎると債権者が応じないので、基本的に3年と考えた方が良いです。

 

以上のことから、借金残額の元本/36回+住宅ローンの月返済額を毎月支払えるかどうかになります。

 

毎月いくらなら返済できるか、その額が住宅ローンしか支払えないような状況なら、任意整理で家を守るのは困難です。

 

すでに、滞納しているような状況では、住宅ローンを残して任意整理するのは難しいですね。

 

関連記事⇒どれくらいの借金で任意整理する?

 

個人再生のタイミング

 

個人再生では、住宅ローンを除いた借金総額が5,000万円以下なら利用できる債務整理の方法です。

 

でも、実際には5,000万円が圧縮され500万円になっても、それを3年で完済できる人はほぼいないのが現状です。

 

某弁護士事務所に問い合わせしたところ、個人再生する方は滞納しているケースが多く、無担保借金の総額が300万円~500万円が多いとのこと。

 

借金総額が500万円以下なら、100万円に減額されるので、住宅ローンを残したとしても支払いできそうですよね。

 

いずれにせよ、安定収入がどれだけあって、いくら返済に回せるかで判断することになります。

 

住宅ローンの返済額って大きいから、個人再生中は苦しいな!

 

そんなときは、住宅ローンの月々の支払額も調整が必要だね。

 

個人再生認可後の支払いが苦しくなりそうなら、住宅ローンを組んでいる金融機関と交渉して、リスケジュールをしてもらうことも必要になるかもしれません。

 

個人再生認可後の支払いが完了するまで、住宅ローンの支払いは利息だけにリスケジュールしてもらうなどです。

 

個人再生とリスケジュールで月々の支払額を調整しても、返済ができないようであれば、家を手放すことになる可能性が高いですね。

 

関連記事⇒個人再生するのはどんなとき?

 

家を手放しても住み続ける方法もある

 

任意整理や個人再生で債務整理ができない場合は、自己破産をすることになる可能性が高いです。

 

自己破産すると、所有財産は全て換価処分されて、債権者に配当することになるので、家も競売されてしまいます。

 

そうなると、住み慣れた土地を離れ、引っ越しすることになります。

 

再スタートするには、引っ越しした方がすっきりすることもありますが、自宅で商売をしていたり、家族の都合で引っ越しできないこともありますよね。

 

実際、店舗兼自宅で居酒屋をしていた知人は、引っ越すと仕事も失うので困っていました。

 

そんなとき、家を手放しても住み続ける方法もあります。

 

親族などに家を買い取ってもらう

 

住宅ローンが払えないという場合、滞納し続けると家は競売にかけられてしまいます。そうなる前に、任意売却という方法があります。

 

親族などに家を買い取ってもらうことができれば、話が早いですね。売却後は、家賃を支払って住み続けさせてもらうのです。

 

けど、そんな余裕がある親族なんて、なかなかいなくね?

 

まぁね。そんな奇特な親族がいる方が珍しいよね。
でもね、親族がいなくても、任売の物件を買ってくれる投資家がいるのよ。

投資家に買い取ってもらいリースバックする

 

リースバックという手段で、投資家に任意売却で家を売り、賃貸料を支払うことで、引っ越しすることなく済み続けられます。

 

任意売却の物件は通常より安く買えるので、投資物件として買い手があるのです。

 

投資家だけでなく、不動産会社が買い取ってくれることもあります。

 

家の所有権はなくなりますが、どうしても住み続けたいときには、任意整理や個人再生できない場合には、任意売却でリースバックしてもらうと良いですね。

 

任意売却した売買代金は、住宅ローンの返済に充てられます。

 

ただ、売買代金より住宅ローンの残債務が多い場合は、残債務の支払いが残ってしまいます。残債務が支払えないときは、債務整理することになるでしょう。

 

また、任意売却をするには、住宅ローンを組んでいる金融機関の承諾を得る必要があります。

 

任意売却は手続きが面倒なため、一般的な不動産会社では扱っていない場合が多いので、専門業者や弁護士に相談すると良いです。

 

債務整理後に住宅ローンを組むことも可能

 

債務整理をすると、信用情報がブラックリストになってしまうため、新たな借金ができなくなります。

 

住宅ローンは金額も大きいですから、特に審査が厳しいです。

 

ですが、一生住宅ローンが組めないわけではなく、ブラックリストから削除され、支払い能力などの条件を満たせば審査に通ります。

 

債務整理の方法によって、5年~10年はブラックリストに掲載されるので、その期間中は住宅ローンは無理と思っていた方が良いです。

 

滞納していた場合には、完済後5年間はブラックリストから消えないので、さらに長くなる場合もあります。

 

債務整理をすると一定期間は住宅ローンが組めないので、マイホームを手放したくないなら、任意整理や個人再生ができるうちに、家を守る手段を取りたいですね。

 

債務整理と住宅ローンの関係まとめ

 

債務整理の中でも、任意整理や個人再生なら、住宅ローンを残して支払い続けることで家を守ることができます。

 

その場合には、住宅ローンの支払いと債務整理後の借金の支払いが重なるので、完済まで支払えるだけの安定収入が必要です。

 

せっかく建てたマイホーム、手放したくないと思うのは当然ですが、家を残すことで経済的に苦しくなるようなら、見切った方が良いかもしれませんね。

 

任意整理や個人再生ができない場合は、自己破産することになり、持ち家は処分されます。

 

どうしても住み続けたい場合には、任意売却という方法もあります。

 

家を手放すことになりますが、リースバックという方法で賃貸料を支払って住み続けることができるのです。

 

ただし、売却代金より住宅ローンの方が多い場合は、残債務の支払いが残るので、経済的には苦しくなります。

 

将来の経済生活を立て直すために、最善の手段を選ぶことが重要ですね。

 

 

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